女性でもひげが生えるは普通のことです。
- 口周り(口ひげ)
- 頬の毛
- 顎(あごひげ)
- 鼻の下の毛
などそれは部位に問わず関係ありません。
ひげが生えるところには男性だけなく女性のひげでもちゃんと生えてきます。
ですが、あまりにも毛が太すぎたり濃すぎたりするなどといった女性のひげは多毛症(たもうしょう)という病気の疑いもあります。
とはいえ、ほとんどの場合に、女性のひげが太く濃くてもただただ毛深いというだけであって多毛症であるということは極めて可能性としては低いと思います。
多毛症になると女性のひげだけの問題ではなくなるからです・・・。
多毛症とは
多毛症とは字面とは少し意味が違っています。
多毛症とは毛が多くなるということではなくて毛が硬くなるという病気の一種です。
軟毛と呼ばれる色が薄く産毛の様な毛が硬毛へと変化をする症状がみられるということになります。
硬毛とは、
- 髪の毛
- 眉毛
- まつげ
- 陰毛
- ワキ毛
- ヒゲ
などに生える部分の毛が該当します。
多毛症であるかどうかの判断は自身で勝手に判断することなく病院で専門医に診てもらうことをおすすめ致します。
おそらく婦人科、美容皮膚科、泌尿器科などで病院によっては違いがあったりもしますが、ホルモン検査によってあなたが多毛症であるかどうかということを調べることになります。
多毛症の原因
多毛症の原因の一つとして考えられることは、女性のひげが太く濃くなることとも重複する部分があるのですが”生活習慣の乱れ”となります。
その生活習慣の乱れによってホルモンバランスの崩れ・・・→多毛症へと繋がります。
とはいえ、まだまだ今現在も研究されている段階ではっきりとした多毛症の原因は分かっていません。
男性型多毛症
普通に考えて女性であれば薄い毛や産毛の様な毛しか生えない部位に男性の様な硬毛が生えたりする症状が見られることを男性型多毛症と呼びます。
女性が男性型多毛症となる90%以上が特発性多毛症と多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)といわれています。
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)となると、10代~40代前半までの女性の内わずか約5%の女性がかかる病気となり。卵巣が育つまでには時間がかかりなかなか排卵しないといった疾患となります。
この場合は不妊の原因になることもありますので一刻も早い治療に取り組むことをおすすめします。
多毛症の症状
多毛症の症状には、
- 全身の毛が太く濃くなる
- 月経不順が起こりやすくなる
- ニキビや吹き出物ができやすくなる
- (頭の)薄毛・脱毛、髪の毛が抜ける
など毛以外の部分でも症状がみられます。
普通に考えて柔らかく産毛の様な毛しか生えない(背中、胸、お腹、太もも、手足の甲etc.)場所に、太く濃い硬毛が生えてきたり生えていたりすると多毛症の疑いは強まります。
特徴としては体毛は太く濃くなっていくのに対して、髪は薄くなったり抜けたりとする症状があるところです。
多毛症の治療方法
多毛症の治療方法としてまずはやっぱり生活習慣の見直し・改善の指導をされることが多い様です。
- 規則正しい生活リズム
- 良質な睡眠をとること
- 食事バランスを考えた栄養管理
- 飲酒や喫煙習慣の見直し
などを指導されることになるかと思います。
それと同時に男性ホルモンを作り出すテストステロンの分泌、働きを抑える薬物療法も行われることが大半となります。
さらにレーザー脱毛による毛の量を減らす治療も行われることもあります、保険適用の治療となりますので美容クリニックで施術を受ける様にも多少ですが安く脱毛をすることが可能です。
つまり多毛症と判断されずに健康目的ではなく美容目的の脱毛ということになると実費治療というわけです
今もし多毛症の疑いをもっているということであれば、今出来ることは生活習慣の見直し・改善ですので、まずはそこから始めましょう。
まとめ
今現在『私多毛症かも?』と思い当たる節があるのであれば病院へ行って検査を受けてみることもおすすめです。
その病気かもという心配や不安からストレスは女性のひげを太く濃くする原因にもなりますので負のスパイラルとなります・・・。
そういった悩みはすぐに解決した方が絶対に良いです、そして次のステップへと進めていきましょう。
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